私がスポーツに関わる仕事をしている理由
私は学生の時、そんなにスポーツに興味がありませんでした。しかし、19歳当時アテネオリンピックが開催されていて、たまたま見入ってしまい、スポーツってこんなに人を感動させることができるんだと、スポーツの力に凄さを感じ、スポーツに関わる仕事がしたいと思いトレーナーの道を歩み始めました。
その時に、スポーツに関わる仕事はどんなものがあって、どんな資格があるのか、調べまくりました。今現在はパーソナルトレーナーとして活動していますが、そこに至るまで、いろいろ調べたり、勉強したりしました。
いままでの経験から得た知識が同じようにスポーツ関係の仕事を目指す学生さんたちの役にたてば幸いです。
では一つずつ紹介いたします。
パーソナルトレーナー
まず、私の仕事である。パーソナルトレーナーです。
この仕事は一般の方のボディメイクを基本にウェイトトレーニングの指導、栄養指導をします。
お客様の目的は人によってさまざまです。
ダイエット、健康維持、筋肉をつけたいなど多岐にわたります。
ときにスポーツパフォーマンスの向上を目的に来られる方もいるので、ストレングスに関しての知識も持ち合わせておくとターゲットを広げる事ができるでしょう。
また、リハビリ目的、病気(ヘルニアや糖尿病、生活習慣病)を患っている方なども来るときがあるので、医療的知識を持ち合わせていると鬼に金棒です。
私は国立の医学部中退生(^^;)ですので、多少は医療の知識も持ち合わせています。
PT(理学療法士)、鍼灸師、アスレティックトレーナー、柔道整復師の資格を持ち合わせていると、コンディショニングもできるトレーナーになれるので更に良いトレーナーを目指せるでしょう。
収入に関しては雇われと、開業で全然違いますが、
雇われトレーナーの収入は月20~50万円程度だと思います。
開業すれば月20~150万円位と設定金額にもよりますが、場合によってはもっと高収入も見込めると思います。
(なるには?)

(パーソナルトレーナー資格)
NSCA
NSCAはCSCS(大卒資格が必要)とCPT(高卒資格が必要)とありますが、取得難易度が高いのでこの資格を持っていれば、スポーツジムとかに就職しやすくなるでしょう。
私が作成したNSCAの資格を取る方法も見てみてください。
JATI
JATIの資格はNSCAと違って日本で作られた資格ですが、NSCA同様レベルの高い資格です。
NESTA
上記の2つよりは比較的取得しやすい資格です。HIITトレーナーや糖尿病に特化したスペシャリスト、ファンクショナルやキッズなどいろんなスペシャリストがあるのが特徴。
(他資格)
健康運動実践指導者
「健康運動実践指導者」は公益財団法人健康・体力づくり事業財団が管理する民間資格のことです。 この資格を持つことで「積極的な健康づくりを目的とした運動を、安全で効果的に実践・指導できる能力を持っている人」という証明になります。
健康運動指導士
上記の健康運動実践指導者の上位資格で病院などのメディカルフィットネスなどで、医師やコメディカルの指導の下、運動指導を行うことができる。
ストレングストレーナー
ストレングストレーナーはスポーツ選手のフィジカル面での強化を行うトレーナーです
筋肉だけでなく、筋力やパワー、筋持久力のみならずスピード、バランス、コーディネーションなどのスポーツに関する能力全般を引き出す指導を行うのが特徴です。
傷害予防のためのプログラムの構築
また怪我をしやすいスポーツ選手が怪我をしないためのトレーニングを提案することも重要な役割です。その選手の癖や動作を解析して弱点の強化を図ることで、怪我をしにくい身体を目指します。
パーソナルトレーナーとは違ってスポーツ選手に特化したトレーニングを指導するのが、ストレングストレーナーです。
(なるには?)

(ストレングストレーナー資格)
NSCA-CSCS
CSCSは大卒であれば取れる資格ですが、認定ストレングス&コンディショニングスペシャリストといって、傷害予防とスポーツパフォーマンス向上を目的とした、安全で効果的なトレーニングプログラムを計画・実行する知識と技能を有する人材を認定する資格です。
指導対象は主にアスリート、スポーツチームです。筋力トレーニングや他の体力要素の指導だけでなく、施設を運営、管理することも重要な職務となります。また、栄養、ドーピング、生活習慣に関する指導など、教育者的側面も併せ持っています。
SAQとは
S=スピード (前方への重心移動の速さ)
A=アジリティ (運動時に身体をコントロールする能力)
Q=クイックネス (刺激に反応し速く動きだす能力)
を意味しSAQトレーニングの指導を行える資格です。
アスレティックトレーナー
スポーツドクターをはじめコーチ等との緊密な協力のもとに、1)スポーツ活動中の外傷・障害予防、2)コンディショニングやリコンディショニング、3)安全と健康管理 、および4)医療資格者へ引き継ぐまでの救急対応という4つの役割に関する知識と実践する能力を活用し、 スポーツをする人の安全と安心を確保したうえで、パフォーマンスの回復や向上を支援する者のための資格です。
出典:JSPO
具体的な業務としては、スポーツ時の障害予防、障害認知と評価、障害管理、治療、処理、リハビリテーション、トレーニング運営と管理、教育とカウンセリングなどがある。様々な知識が必要なため、社会体育概論、スポーツ心理学、トレーニング科学、スポーツ医学、スポーツと栄養、スポーツ指導論、地域におけるスポーツ行政など習熟する必要がある。
アスレティックトレーナーの資格
・日本スポーツ協会公認のアスレティックトレーナー
日本スポーツ協会が認定する資格でJSPO、JSPO加盟団体(都道府県体育・スポーツ協会、
中央競技団体等)及びJSPOが特に認める国内統轄競技団体(以下「加盟団体等」という。)
から推薦される必要があります。
・海外で取得するNATA(National Athletic Trainer’s Association)のACT
があります。NATAのACT資格は海外では国家資格扱いでアメリカの大学で取得することが必要になります。難易度はかなり高いです。
・JATACのアスレティックトレーナー
柔道整復師、理学療法士、はり師・きゅう師、作業療法士、看護師、保健師、助産師、救急救命士、 あん摩マッサージ指圧師、カイロプラクター、栄養士、薬剤師、養護教諭のいずれかを持っている必要があります。
(なるには?)

理学療法士(PT)
理学療法士は医療系国家資格の一つです。
病気やケガが原因で、歩く、立つ、座るといったふだんの動作が不自由になったり、身体に痛みを感じる人の治療をし、基本的な運動機能を回復させる。具体的には、マッサージや電気刺激、温熱といった物理的な治療を行いながら、歩行訓練や車いすの訓練も続け、患者のリハビリテーションをサポートしていく。理学療法が必要な患者は、年をとって身体の機能が衰えてきたお年寄りだけでなく、脳溢血や脳卒中の後遺症がある人や、スポーツでケガを負ったアスリートなども含まれる。職場もこれまでの病院だけでなく、リハビリテーションセンターや老人ホーム、在宅医療などにまで広がってきている。理学療法士になるためには、養成課程を持つ専門学校や3年制の短大、4年制の大学を卒業後、国家試験を受験する。高齢化が進む社会で、この仕事への需要はますます強まる一方だ。地道で、時間のかかる仕事なので、根気強くなくてはつとまらないかもしれない。
出典:13歳のハローワーク
プロのスポーツチームも時々PTを募集してたりします。
いきなりプロのスポーツチームと専属契約はできないと思うので、病院やクリニックでの就職で修行をするべきだと思います。
(なるには?)



柔道整復師
手だけで、ねんざや打撲、脱臼、骨折などを治療する。「ほねつぎ」と呼ばれる、柔道から生まれた日本独特の治療技術だ。接骨医・柔道整復師になるには、柔道整復師の国家試験にパスすればよい。受験資格は、高校卒業後、指定学校または養成機関で3年以上学んでいること。また、柔道の経験も少しは必要だ。それまでに柔道を習ったことがある人なら問題ないが、未経験者は養成機関などで学ばなければならない。資格取得後は整骨院や病院などに勤務し、経験を積んだうえで独立することも可能だ。また、柔道以外のスポーツでケガをした患者もたくさんいるため、スポーツ全般に関する最低限の知識は必要とされる。より現代的な接骨医・柔道整復師を目指して、スポーツ医学や健康科学などをあわせて学ぶ傾向も強まってきている。
出典:13歳のハローワーク
まず、いきなり整骨院を開業することはできないので、整骨院で修行をして独立という形になります。最近は、整骨院の業務ではない領域まで、なにかと理由をつけて保険診療にしている整骨院が多くあり社会問題視されています。
(なるには?)

鍼灸師
はり・きゅうは伝統的な東洋医学で、日本でも古い歴史を持つものだ。現在では日本や中国だけでなく、世界からも注目され、多くの国々で代替医療(正規の医療の補完)として用いられるようになってきた。
はり治療とは金属製のはりによる物理刺激を利用して、生体が持っている治癒機能や防御機能を高め、疾病治療や健康保全を図るもの。きゅう治療とは、もぐさをツボの上で燃やして温熱刺激を加え、はり治療と同じく生体が持つ治癒機能や防御機能を高めることを目的とする。
身体にはりを刺したり、皮膚の近くで火を扱ったりといった危険な作業を行うため、高度な技術・理論の修得が要求され、国家試験に合格した者しかなることができない。はり師ときゅう師は資格が別々だが、2つの免許を持つ人が多いため、鍼灸師とも呼ばれる。
出典:13歳のハローワーク
鍼灸は治療やコンディショニングだけにとどまらず、美容の面でも人気があります。一般の方からスポーツ選手、美容の面でも活躍できる資格です。
(なるには?)

あん摩マッサージ指圧師
癒しブームのなか、大流行しているマッサージ。そのなかでも国家資格として認定されているのが、あん摩マッサージ指圧師だ。肩こりや腰痛、疲れなど身体の不調を持つ人に対して、あん摩やマッサージ、指圧を行う。あん摩マッサージ指圧師になるためには、国が指定した学校あるいは養成機関で3年以上勉強し、国家試験を受ける。ただしこの試験は学科試験だけなので、合格率も比較的高い。また、試験の科目が重複していることから、はり師ときゅう師の資格もあわせて取る人もいるようだ。あん摩マッサージ指圧師の資格を取得すると、まず治療院などに勤務して、治療経験を積み、その後独立する人が多い。自分の腕や顧客層、立地などの条件によっては、高収入を得ることも。
出典 13歳のハローワーク
(なるには?)

保健体育の教員
陸上競技や球技、水泳、武道などの実技指導と、体のしくみや応急措置などの保健教育を行う。「健全な精神は健全な肉体に宿る」と言われるように、体力づくりは教育における大切な一分野である。しかも、野外で遊ぶ機会が減少している現代の児童・生徒にとって、体育教師による授業は、運動の楽しさを知る意味でも健康な体をつくる上でも重要性を増している。適度な運動を通じ、児童・生徒の心身を健全に育むのが体育教師の役割。中学校・高等学校では、授業以外のクラブ活動の顧問として部員の指導にあたることも多い。
出典 13歳のハローワーク
私も保健体育の教員免許を所持していますが、体育の授業で技術の習得の面が軽視されていることが、少し問題だと思っています。技術の習得があるから、楽しい、それが生涯体育に繋がると思っています。全ての生徒にできる喜びを味わわせるような体育の教師になってほしいです。
(なるには?)

栄養士・管理栄養士
高度で複雑な栄養管理・栄養指導にあたる栄養士。病気療養者の症状に応じた栄養指導、また、個人の身体状況、栄養状態に応じた栄養指導などが仕事。病院や学校など、1回に300食以上の集団給食をする施設では、その場で働く栄養士のうちひとりが管理栄養士であることが求められている。また、栄養士・調理師養成施設で教えるには、この資格が必要。国家資格で、受験資格は、まず栄養士の資格を持っていることが前提。栄養士として2年以上の実務経験を積み、厚生労働省が年1回実施する国家試験を受ける。肥満、糖尿病、高脂血症、高血圧症など生活習慣病や食物アレルギー、拒食症などが増えているので、栄養カウンセリングに基づいた個人への栄養指導が求められている。また、老人介護の急速な増加により仕事の領域はますます広がっている。
栄養士からさらにステップアップした職業が、管理栄養士である。基本的には栄養士と同様の業務ではあるが、病院や市町村保健センターでの栄養指導、保健所等での栄養改善事業の企画など、より大規模な給食施設の管理業務を行うことが多い。一定規模以上の集団給食施設には、管理栄養士を置くことが法律で定められており、管理栄養士資格を取得するには、管理栄養士受験資格認定校を卒業する、または、栄養士としての実務経験を積んだ後、受験資格を得て国家試験に合格することが必要。試験科目は、社会・環境と健康、人体の構造と機能及び疾病の成り立ち、食べ物と健康、基礎栄養学、応用栄養学、栄養教育論、臨床栄養学、公衆栄養学、給食経営管理論の9科目に及び、合格率は毎年20~30%前後と厳しい道となっている。
出典 13歳のハローワーク
ストレングストレーニングを指導するジムやプロのスポーツチームも管理栄養士を募集していることがあります。管理栄養士は栄養士の上級資格なので、プロのスポーツチームの中で働いてみたいという方は、管理栄養士まで取得するとよいでしょう。
(なるには?)

スポーツドクター
スポーツ医科学の知識と専門的な診療技術をもとに、スポーツをする人の健康管理や競技力向上をサポートする医師。日常的な健康管理や体のメンテナンスに関わりながら、スポーツ障害やスポーツ外傷の予防・診断・治療・研究なども行う。開業医や勤務医として働くかたわら、各種競技団体やスポーツクラブなどのチームドクターとして活動しているケースが多く、その場合は、コーチやトレーナーと協力して選手のサポートにあたる。また、競技会等が開催されるときは医事運営を任されたり、チームドクターとして体調の管理や緊急時対応に携わることもある。オリンピックに出場するような世界トップクラスのアスリートの健康管理から、マイペースでスポーツに取り組む愛好家への健康アドバイスまで、対象者は幅広い。
出典 13歳のハローワーク
医師免許が必要になるので、一番ハードルの高い資格ですが、取得すればレベルの高いスポーツの業界には入れるでしょう。
(なるには?)

まとめ
いろんなスポーツに携わる資格がありますが、取得できるのであれば、いろんな資格を取得しておけば武器が増やせます。武器が増えればクライアントのターゲットを広げられるし、よりレベルの高いスポーツ業界に携わるチャンスも増やせるでしょう。
学生の内は、しっかりと勉強して資格の取得に励みましょう。
本当にやってみたいという事はしっかり自分でも調べて、将来設計を立てるようにしてください。
また上記の資格で理学療法士、鍼灸師、柔道整復師、あん摩マッサージ指圧師は医療系国家資格なので、例えスポーツの業界で
就職できなかったとしても病院で勤務できるので就職先には困らないでしょう。
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