私がトレーナーになる時に初めて取ろうと思ったのは保健体育の教員免許なんですが、
2番目に取ろうと思ったのがNSCAのCSCSでした。
私が初めてこの資格を取得したのが2010年で、当時はものすごい難関資格と言われていて、合格率も30%とかだったんで、持っていたらトレーナーとしての拍が付くなと思い取得しました。
NSCA-CSCS NSCA-CPT とは
CSCS(認定ストレングス&コンディショニングスペシャリスト)は、傷害予防とスポーツパフォーマンス向上を目的とした、安全で効果的なトレーニングプログラムを計画・実行する知識と技能を有する人材を認定する資格です。
指導対象は主にアスリート、スポーツチームです。筋力トレーニングや他の体力要素の指導だけでなく、施設を運営、管理することも重要な職務となります。また、栄養、ドーピング、生活習慣に関する指導など、教育者的側面も併せ持っています。
CPT(NSCA認定パーソナルトレーナー)は、健康と体力のニーズに関して、評価・動機づけ・教育・トレーニングやコンディショニング全般の指導を行う、優れた専門的能力をもつ人材を認定する資格です。
指導対象者はアスリートだけでなく、年齢・性別・経験を問わず幅広い層に対してトレーニング指導を行います。そのため、NSCA-CPTはトレーニングの知識に加え、医学的、運動生理学的な専門知識とトレーニングの指導技術が必要となります。
試験の概要はHPをしっかり見てください。⇒NSCA JAPAN
トップアスリートを指導するようなトレーナーのプロフィールを見ると殆どの方がNSCAの資格を取得していますね!!
CSCSとCPTの違い、どっちを取ればいいの?
定義は上記に載せましたが、簡単に言うと、
CSCSは大学の卒業資格(学位を持っている人)が必要
CPTは高卒資格があれば取得可能
という感じですが、学識を深めたい、トップアスリートを指導したいという方はCSCSを取得してCPTも取得される方が多いですね。
しかし、高校卒業資格しかないというのであれば必然的にCPTになります。
私の見解は正直どちらでも良いと思います。
私は大手の個室型のパーソナルジムの面接も付き添った事がありますがやはりNSCAの資格を持っていたら勉強したんだなと好感が持てます。
この資格は独学で取得できるか?
この資格はなかなか取得するのは難しいですが、
ずばり、独学で取得できると思います!!
現に私が独学で1発で合格しましたから!!!

今はNSCAの資格の取得を目指す専門学校なども沢山ありますが、正直行かなくても取れると思います。しかし、エクササイズテクニックなどに関する映像や画像を見て解答する問題が30~40問含まれるので、実技に自信がない人は専門学校に行くのも有りかもしれませんね。
どのようにして勉強したか?
まず、NSCAの試験は以下の教科書から出題されるのでこの本はAmazonで中古でも良いので必ず、購入しましょう。
CSCSの教科書はこちら
CPTの教科書はこちら
そしてHPでも紹介されている問題集は必ず全部しっかり解きましょう!!
CSCSの問題集 CPTの問題集


あとこれだけでは、なかなか合格できないと思います。
私は当時ヤフオクで専門学校で使われていたNSCAの問題集が売っていたので、それを購入して勉強しました。しかし、問題の誤字、脱字、解答の不備、間違いなどがありました。。。
それらを全部教科書と照らし合わせて、修正して勉強しました。修正することで、頭にインプットされますし、公式以外の沢山の問題をこなす事で、かなり知識を蓄えることができました。
現在もメルカリで「NSCA」と検索すると問題集がたくさんでてきます。

どれかを購入して公式以外の問題集もしっかりとやりこむ事をオススメします。
この資格をとって良かった事
まず、クライアントに胸を張ってパーソナルトレーナーと名乗れるようになりました。
この資格は難しいとはいえ、そんな事クライアントはわからないでしょう。
だから、私の場合は難しい資格ということを自分から言ってしまいます(笑)
多少は見る目が変わるんではないでしょうか??
あと、トレーニング、栄養の知識を得ることができました。知識はクライアントの目標を達成させるために必ず助けになってくるものだと思います。
また、この資格を維持するためには、一定の単位を取得しないといけません。
取得する方法は、毎月送られてくる小冊子のクイズに答えたり、セミナーで単位を取ることができます。
小冊子のクイズは小冊子を隅々まで読まないと分からないようなクイズなので必然的に新しい知識が身に付きます。
また、セミナーの講師もアスリートの専属トレーナーや、有名なトレーナーなので、レベルの高い知識や技術を学ぶことができます。そして、セミナーに出席することで、近くで活躍されているトレーナーさんと仲良くなれたり、意見交換することができるので、セミナーへの出席はとても有意義なものになると思います。
この資格をとってどのような事ができる?
この資格は心肺蘇生CPRの資格、赤十字救急法救急員の資格を持っていないと取れないようになっているので。ジムで万が一お客様が倒れたり、心肺停止されたとき、AEDやCPRを施すことができます。
そのため、大手のジムで正社員になりたいとか、フリーのトレーナー登録したいという時に優遇されます。
また、この資格ではストレングスにも強くなるので、アスリートや運動をしている方の協議パフィーマンス向上のための指導もすることができるようになります。
パーソナルトレーナーとして活動したいのであれば、ボディメイクだけではなく、競技パフォーマンス向上用のストレングスも指導できれば、クライアントの幅が広がります。
コメント